前回、車のエンジンOFFを監視して、プログラムから『systemctl suspend』を実行し、Suspendモードに入っておくことで、次回、イグニッションオンからの起動時間を短縮する作戦を考えた。
しかしながら、JetsonNanoのデフォルトでは、上記コマンドが使用できないみたい。そこで、まずは、Suspendを有効化する。
手順としては、
- L4T(Linux for Tegra)なるものをダウンロード
- 必要な項目を書き換えて、JetsonNanoにフラッシュ
※上記の操作は、Ubuntu18.04にて実行する必要があるらしい。手元にはwindows機しかないので、まずはUbuntu18.04を実行できる環境を構築しなければならない。。。
VMWare Workstation Playerのダウンロード
まずは、Ubuntu18.04を使うために、仮想環境を準備する。
個人利用の場合は、無償みたい。素晴らしい。
以下のHPから、VMWare Workstation Playerをダウンロード。
私のPCは古く、最新のバージョンだとCPUがサポート外だったため、やむなくバージョン12をダウンロードした。
https://www.vmware.com/jp/products/workstation-player/workstation-player-evaluation.html
インストール
ダウンロードが完了したら、インストールしましょう。
セットアップウィザードが起動するので、『次へ』
使用許諾が出てくるので、内容をよく読んで問題なければチェックして『次へ』
拡張キーボードドライバは使わないので、チェックなしで『次へ』
ユーザーエクスペリエンスの設定が出てくるので、ここはお好みで選択して『次へ』
ショートカットの画面が表示されるので、こちらもお好みで選択して『次へ』
インストールの準備完了の画面が表示されるので、『インストール』をクリック。インストール完了までしばしお待ちください。
この隙に、Ubuntu18.04のイメージをダウンロードしましょう。
インストールが完了して、実行するとこんな画面になる。
Ubuntu18.04のダウンロードとインストール
以下のHPからUbuntu18.04のイメージをダウンロード。
どこのリンク先からでも良いですが、ISOイメージを選択しましょう。
https://www.ubuntulinux.jp/News/ubuntu1804-ja-remix
ダウンロードが完了したら、VMWareを使用して、仮想環境にUbuntu18.04のインストール。
『新規仮想マシンの作成』をクリック。
先ほどダウンロードしたUbuntu18.04のISOイメージを選択。
必要事項を記入して、『次へ』。
仮想マシンの名前を入力して、『次へ』
ディスク容量の指定画面でこの仮想環境に許可するディスク容量を指定します。今回は、JetsonNanoのフラッシュ用なので、適当に50GBくらい確保(そんなにいらないかも)
準備完了画面が表示されたら『完了』。
しばらくすると、Ubuntuのインストールが開始される。
Ubuntuのインストール時に必要な設定は、他の皆様が詳しく説明されていると思うので、割愛します。(VMWareの使い方も他の皆様の方が詳しいと思うが。。。)
インストールが完了したら、次回、JetsonNanoのSuspend有効化を行ってみようと思います。
それでは。